なぜ、つくっているのか。
第一線で働く人の一日は、意思決定の連続です。それらの上に「昼は何を食べるか」「今日は追い込むべきか、休むべきか」「カロリーは足りているか」という判断が毎日積み重なる。一つひとつは小さくても、この決断疲れは、本来もっと大きな挑戦に使えたはずの思考エネルギーを静かに削っていきます。
測ること自体は、もう難しくありません。スマートウォッチもワークアウトアプリも食事記録アプリもある。けれどデータはバラバラのまま、つながらず、活かされない。かといって、AIから的外れな提案をもらい、その精度を疑いながら実行するようなコンディション管理は、続かないどころか、それ自体が新しいストレスになる。
きっかけは、何年ものあいだ、自分なりにコンディション管理に努力してきたつもりが、抱えていた脂肪肝の解消にも、体力の向上にも、少しも結びついていなかったことでした。2025年には、会話型の汎用AIを使って生活習慣の見直しも試みましたが、そこに明確な限界を感じ、まったく新しいアプローチが必要だと確信しました。
だから、身体をひとつの統合されたシステムと捉え、複雑に相関し合う身体データを一つに繋げるインフラを、自分の手でつくることにしました。面倒な統合と計算はシステムが裏側で引き受け、表に出すのは、あなたのデータと、あなたの決断だけ。あなたのことは、あなたが一番知っている——meiseki OS は、その前提から設計されています。